福ちゃんの譲渡
多頭飼育崩壊から保護されたオス猫の福ちゃんが、優しいご家族のもとに譲渡されました。
福ちゃんは、昨年8月に多頭飼育崩壊の現場から保護された17匹の猫のうちの1匹です。
多頭飼育崩壊という特殊な環境で生まれ育ち、人間の愛情に触れたことがなかったために、怖がりで動きも少なかった福ちゃん。
人馴れしているとは言い難い子でしたが、チャーミングな顔立ちと優しい性格で皆から愛される存在でした。
実は福ちゃん、以前にも今回の里親さんとは別のご家庭にトライアルに行ったことがありました。
残念ながら、先住猫さんとの関係が難しかったためにお返しとなりましたが、そのご家庭で「福助(福ちゃん)」という素敵な名前をつけてもらい、涙ながらのお別れとなるほど愛されていました。
その後、新たなご縁があり、今回の譲渡が決定しました。
里親さんは、「いてくれるだけでいい」と福ちゃんのありのままを受け入れてくださいました。
先住猫などもいないご家庭なので、福ちゃんのペースでゆっくりと慣れていけるという点もありがたいです。
里親さんから譲渡後の福ちゃんの様子をお聞きしたところ、自分の過ごしやすい場所も見つけ、ご飯もしっかり食べているとのこと。
これからも元気に穏やかに暮していってほしいと思います。
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